2022年の自動車の姿 ~その1~

どうも、偏見で車を語るbotの中の人です。

 

5月くらいに自動車技術関連のレポートを書くよ、というアンケートを取りまして、その中で下記の通り、

「今後数年間の自動車業界の動向」

というテーマがTOP当選しました。

 

今回はその第1回になります。

 

レポート全体の、大まかな流れは以下のとおりです。
  1. 時間軸の定義
  2. ガソリン車はなくなるのか
  3. 近未来の自動車のトレンド
  4. 何故電動化が進むのか
  5. その他、自動車業界を取り巻く変化

今のところ、この5本立てで考えています。

 

今回のその1では、

  • 時間軸の定義
  • ガソリン車はなくなるのか

この2点について書かせていただきます。

 

 

 

1.時間軸の定義

近未来という言葉を使いますが、具体的にいつごろまでを指すのかを明確にする必要があります。

正直10年後20年後を予測するのはとても困難です。だいたいこういう方向性になるだろうなぁという、ぼんやりしたイメージは立てられるのですが、どうしても精度は悪いです。

10年スパンとなると、技術の進歩・法律の制定・その他世界情勢の変化などで、土台となるルールや考え方なんて簡単にひっくり返ります。

 

というわけで、今回のレポートでは5年後を考えてみたいと思います。

2022年。

東京オリンピックが終わってから2年後です。このくらいの世界観でしたら、技術的にはまだなんとか見通しが立てられます。

 

ただ先日トランプ大統領がアメリカはパリ協定(COP21)から脱退する![参考リンク]とぶちまけた様に、前提としていたルールは変わる恐れがあります。これ結構自動車業界にも影響与えそうなんですわ。

なので、その辺は割り引いて考えてくださいね。

 

 

 

2.ガソリン車はなくなるのか

結論から言うと、2022年までには絶対になくなりません。

 

むしろ燃費効率にの改善代が残っているので、そこを突き詰めて、更なる高効率化の「仕上げ段階」に入るかと思います。

 

ダイムラー社とBMW社の両CEOが、パリモーターショー2016で、

「ガソリン車にはまだまだ改善する余地が残っている」

「電動化は進めていくが、いきなり全ての車が電気自動車になることはない」

と述べています。[参考リンク]

 

また世界最大の部品メーカーである独BOSCH社の取締役 Dirk Hoheisel(ディルク・ホーアイゼル)氏も、

「今後数十年は内燃機関が重要な役割を担うことに変わりはない。内燃機関に効率を向上できる余地がある以上、改善のための取り組みは必要だ」 [参考リンク]

という見解も示しています。

 

自分の経験から述べても、現在私の会社が受け持っている仕事もガソリン車向けはたくさんあります。2020年以降まで、ガソリン車はまだまだ走り続けるはずです。

 

どんな形で推移していくのか?

ここで、AVL社が発表したプレゼンテーションの中身を見てみましょう。

…AVL社は、オーストリーの自動車研究会社です。世界中に支社を持ち、技術動向調査や試作エンジン・ミッション等を作ってメーカーに技術提案するなど、高い技術力を有する集団として知られています。

IDTechEx: https://www.idtechex.com/research/articles/electric-vehicle-news-from-idtechex-show-berlin-may-2017-00011044.asp

個々で示す予想は、2015~2025年までの自動車の推移予測です。

縦軸が車の総数、横軸が年度です。パワートレイン別に色分けされており、グレーが内燃機関(ICE)、その他の色が電動車です。

車の総数はどんどん増え続け、2020年頃に世界で1億台を突破すると見られています。電動車は2017年頃から徐々に増え始め、そして2021年頃を境に電動車の伸びが爆発。2025年には全体の半分くらいが何らかの電動化がされた車になろうだろうと予測されています。

 

ただコレはかなりアグレッシブな予測です。

車が2020年頃に世界で1億台を突破と言うのは、英国の自動車雑誌だったりBloombergだったり、BOSCH研究所だったりでも共通しています。ただ電動車の割合というのはどうなるかは、調査した団体ごとでかなりばらつきがあるんです。

 

https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1510/22/news020.html 出典:BOSCH

上の画像はBOSCHの予測ですが、2025年でも世界の電動車の割合は15%くらいだろうと言っています。

 

何故こんなに差が出るかというと、技術面や政治面で色んな問題が有るからです。

 

【技術的な課題】

  • バッテリーの電圧密度を上げて、容量UPができるか
  • ポストリチウムイオン電池である、全固体電池がいつ頃実用化されるか
  • 充電インフラの普及が進むか
  • そもそも大量のバッテリーを作れるメーカーはどこか

【政治的な問題】

  • 中国やインドの排気ガスの規制(めちゃ厳しい)が、本当に適応されるのか。
  • 環境対応の国際的な足並みが、本当に揃うのか
  • メーカー同士の協力は進むのか(先日もトヨタとテスラがEV事業で決別を表明

 

この辺が神がかって上手く回っていかない限り、自分が定義した2022年の段階で、全世界の車の3割近くが電動車になるなんてシナリオは、結構夢物語なんじゃないかなぁと思っています。

 

 

新車はほぼ電動車になるだろう

ただ何れにしろ新車に関しては、

何らかの電動化を施された車がほとんどになっていくと思います。

 

トヨタは2050年までにガソリンエンジン車をほぼゼロにすると宣言[参考リンク]

ホンダも2030年までに全体の2/3を電動車にすると言っています[参考リンク]。これは世界販売の2/3なので、日本はほぼ100%と思って間違いないでしょう。

 

「meti」の画像検索結果

経済産業省もこのような資料でロードマップ(経産省の公開済PDFファイル)を策定して、EVやPHEV(プラグインハイブリッド)の普及を促進する構えです。

 

 

 

まとめ

2022年という区切りで見れば、ガソリン車は絶対になくなりません。

ただし、純粋なガソリン車はどんどん減っていき、電動化が施された車両がベースになっていくことでしょう。

 

では何故このように電動化が進むのか。

また燃費が事さらにうるさく言われるようになったのか。

 

このあたりについて次回またレポートをしていきたいと思います。

 

続きます。

 
 

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