ホンダ・アヴァンシア 2代目オデがベースの、ステーションワゴンと言ってはいけない車(ホンダ談 7人乗りの車を後席重視で再構築。結果は爆死。ショーファードリブンカーはブランド力で売るもの。不人気車のテコ入れで、廉価版やローダウンにクロスオーバーと色んな仕様有 pic.twitter.com/O6Oh4ieU0G
— 偏見で車を語るbot (@henken_car) 2017年4月6日
追加の偏見
後席重視の車は売れないというジンクスが有るらしいですが、この車もまさにそれにジャストミートしてしまいました。
7人乗りの二代目オデッセイを、後席の居住性重視で再構築したステーションワゴン。ウィキペディアでは北米アコード(≒3代目インスパイア)がベースと書いてあるんですが、オデッセイとシャシー自体は共通のはずです。
で、リファインした方向性として、高級側に振っています。シートはエントリーグレードでもハーフレザーだったり、読書灯が付いていたり、リアシートのリクライニング&スライドが付いていたり。TOPグレードには3.0L V6を搭載し、当時は珍しかった赤外線レーザー式のクルーズコントロールまで搭載していました。
そして明らかにステーションワゴンなんだけど、ホンダはこれをステーションワゴンと呼ばず、「4ドアクラブデッキ」という名称で定義したんですね。ミニバンの居住空間を持つ、高級な5人乗りという、新しい乗り物を提案したかったみたいです。悪い癖ですね、あの会社の。
結局どんな車なのか伝わりにくかったためか、後期型で「ホンダはワゴンに何をしたか?」というキャッチコピーでCMを開始しました。
BGMとなっているショッキングブルーのヴィーナスは、この車に良く似合っていると思います。
またアーチキャビンフォルムという天井が丸く後退したスタイル、そしてリアハッチのグラスルーフ化などで、往年のホンダファンからは「アコードエアロデッキの復活」と受け取られた向きもあったようです。エアロデッキかっこいいよね。
結局売れなかったみたいで、トータルで2万台行ったか行かなかったとか。ディーラーの古株の人に聞いた限りだと、そういうレベルだそうです。
Twitterでの声
後期型のキャッチコピーで、はっきりワゴンと明言してますね。
— MR.ROLLING THUNDER (@350Highway_Star) 2018年2月5日
まさか中国市場専用のSUVとして復活するとは(O_O)
— Ozuka BASE (@facetoace1020) 2017年8月31日
まとめ

アヴァンシアの名前は、2016年にホンダブランドの最大級クロスオーバーSUVとして、中国向けに販売されています。そこそこ順調に売れているみたい。

https://www.honda.co.jp/auto-archive/avancier/2003/
因みに中の人はこれに4年ほど乗っていました。
後期型のスポーティーグレード、ヌーベルバーグですね。色はサムネの赤です。
マイナーチェンジの費用の大部分を足回りにかけたという噂も有った通り、高速道路の走行などは非常に楽でした。
2.3Lで150馬力は若干非力感があったものの、すげー回るなぁ直4だなぁと思った印象が有ります。SOHCだけどF型だったので、型式的にはS2000と同系統なのよね。
知り合いに運転させたら、「BH型レガシィワゴンにすごく乗り味が似ている」と言っていました。
お勧めできるかと言うと、、、、、ですね。。。。
ホンダ車の悪い所で、微妙にユーティリティの使い勝手が悪い。あと2000年代前後のデジタルガジェット・音響などのセッティングが独自仕様過ぎて、リファインに金がかかります。
例:
- オーディオが純正MD。5連装CDチェンジャー付。
- しかも1DINポートの左側が蒲鉾のように丸まっていて、微妙に隙間ができる謎仕様。
- 中間に謎のオーディオアンプが取り付けられていて、そこでチャンネルなどを制御しているため、社外オーディオではステアリングリモコンが使えなくなる。
・・・というわけで、めちゃめちゃ気に入っている!!絶対乗りたい!という場合以外はお勧めできないです(苦笑 乗り心地とか、エンジン自体はいいだけに惜しいよなぁ。
ただ一緒に1000㎞のロングランに出かけたり、引っ越しの時に荷物を思いっきり詰め込んだり、震災の大変な時期を一緒に乗り越えたりと、思い入れは強い車です。
元気に走っている姿をたまに見かけると、うれしくなります。
主要諸元(3.0 V)
基本性能
型式 | GH-TA3 | 最小回転半径 | 5.6m |
---|---|---|---|
駆動方式 | FF | 全長×全幅×全高 | 4.7m×1.79m×1.5m |
ドア数 | 5 | ホイールベース | 2.77m |
ミッション | 5AT | 前トレッド/後トレッド | 1.56m/1.54m |
AI-SHIFT | – | 室内(全長×全幅×全高) | 2.06m×1.48m×1.22m |
4WS | – | 車両重量 | 1600kg |
シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 5名 | 車両総重量 | -kg |
ミッション位置 | インパネ | 最低地上高 | 0.16m |
マニュアルモード | – | ||
標準色 |
プレミアムホワイト・パール、サテンシルバー・メタリック、カンタムグレー・メタリック、シグネットシルバー・メタリック、ショアラインベージュ・メタリック、カジフブルーグリーン・パール、メルローレッド・パール |
エンジン
エンジン型式 | J30A | 環境対策エンジン | – |
---|---|---|---|
種類 | V型6気筒SOHC | 使用燃料 | レギュラー |
過給器 | – | 燃料タンク容量 | 65リットル |
可変気筒装置 | – | 燃費(10.15モード) | 9.8km/L |
総排気量 | 2997cc | 燃費基準達成 | – |
最高出力 | 215ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
272(27.7)/5000 |
足回り
ステアリング | 位置 | 右 |
---|---|---|
ステアリングギア方式 | パワーアシスト付ラック&ピニオン式 | |
パワーステアリング | ◯ | |
VGS/VGRS | – | |
サスペンション形式 | 前 | ダブルウィッシュボーン |
後 | ダブルウィッシュボーン | |
高性能サスペンション |
– |
|
タイヤサイズ | 前 |
205/65R15 |
後 |
205/65R15 |
|
ブレーキ形式 | 前 |
Vディスク式 |
後 |
ディスク式 |
主要諸元は、カーセンサー様から引用させていただきました
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