ホンダ・エディックス 最高に楽しい前3人乗り体験

本当に3人二列の6人乗りを具現化するためだけの車。

目新しいメカニズムなし。ここまで突飛なコンセプトありきな車も珍しいです。

 

えー、実は先日これを買いました。

結論から言うと、非常に面白い車でした。買ってよかった。

追加の偏見、と言う名の購入秘話

中の人ファミリーは車を探していました。ラシーンに加えて増車です。

詳細な理由は説明しだすとかなり複雑なのと、ガッツリプライバシーに関わるので割愛します。

ただ車選びは難航しました。

最初はボルボにBMW、プジョーといった外車がリストにならび、中古も新車もごちゃまぜ。国産車でも全然欲しい車が見つからない、軽も高級車もトラックも、どれもピンとこない。とかなり迷走していたんです。

 

運命の一言

そんな ある日、かみさんが言いました。

「子供を前に乗せたい」

車移動の際、長男を後ろのチャイルドシートに乗せていました。多くの子供の例にもれず、うちの子もチャイルドシートに拘束されるのが嫌なよう。縄抜けのように脱出して、ラシーンのセンターコンソールから前席に来ようとするのです。そうでなくても、体を斜めにしてフロントウインドウを覗こうとしています。

子供を前に乗せることができたら。出来れば家族全員が前3人乗りができたら。そうすれば、多少問題が解決するのではないか。

そのかみさんの言葉に、自分がぱっと反応しました。

 

「あるよ。ちょっと古いけどホンダで」

「え?ムルティプラ以外にあるの?」

「これ」

 

そうやって見せたのがエディックスでした。

「いいじゃんコレ。ちょっと昔のホンダっぽくってかっこいい」

そのあとは車探しが始まり、隣県のお店でこの車を見つけました。

 

選定の条件

かみさんから与えられた条件はこれのみ。

「色は青か赤がいい」

すんごい探した結果、近県のディーラーにブルーメタリックの車両が置いてありました。赤は状態が良さそうな車両は壊滅。青も時折見つかったとしても、怪しげな中古車屋ばかり。できればディーラーに頼みたい。色んなディーラーが存在するのは知ってるけれども、限られた時間において、球数が少ないマイナー車でハズレのリスクを下げるには、ディーラー頼むしかない。

もうこれにかける。

そうして見に行って、気に入って、即購入しました。

 

 基本コンセプト

ホンダのHPには「ファクトブック」という資料が公開されています。車両を開発するにあたっての技術的な資料を、大雑把にまとめた冊子です。

エディックスのファクトブックの冒頭には、下記のようなメッセージが書かれてありました。

子どもがまだ幼かった頃に、前列3人掛けベンチシートのクルマで、
親子3人ドライブに出かけたことがありました。
そのとき味わった家族の一体感は、わたしの記憶のなかにつよく残っています。
それは同じ風景を同じ目線で楽しめ、スキンシップを交わしながら感動を共有できる、
とてもしあわせなひとときでした。

このような一体感を生むフロント3席のクルマで、
時代に合わせた新しいかたちをつくれないか、と考えたのが開発の始まりでした。
そして、家族や友人、仲間など多人数がいっしょに楽しく移動できる歓びをさらに進め、
乗る人が互いの関係によって自由にアレンジできる空間の創造をめざしたのです。
そのために、前列3人掛けにすることによる全幅の拡大や
安全性などの課題をクリアするべく、独自の技術を注ぎました。

こうして生まれた「エディックス」は、乗る人同士がフレキシブルにポジションを変え、
自由自在にコミュニケートできる、まったく新しい6座独立の3×2ミニバンです。
わたしたちは、この空間のもたらす新しい価値が、
多くの方々と共有できるものと確信しています。

HONDA EDIXのファクトブックより引用: https://www.honda.co.jp/factbook/auto/Edix/200407/01.html

 

なんか不思議と泣ける、いい文章です。なにか心が晴れやかになります。

フォロワーさんからも、同じ想いを感じられるリプライをいただきました。

こんな開発者の純粋な想いを、そのまま市販車にして発表しまうところが、とてもホンダっぽいなぁと思います。あまり市場に受け入れられなかったところまで含めて。

あとこの車、公式で「ミニバン」って言ってるのね。

 

車体について

自分の車両は1.7X。ベルト駆動のD17エンジンを搭載した、前期型限定のエントリーモデルです。ただのVTECです。実用エンジンらしくロングストローク。まぁ出力的には、一般道では全然不満はありません。十分低回転からトルクが出ます。

もちろん流れの良いバイパス道路や、高速道路の加速時には多少踏み込まないといけません。まぁ個人的には許容できるレベルです。ちなみに2リッター以上のグレードになると、みんな大好きK型エンジンと16インチアルミ&スタビライザーが標準装備され、がぜんスポーティーになるそうです。ただ、ギャップを踏んでもおとなしい肉厚15インチタイヤのほうが、この車のキャラクターにあっているような気がします。あと自分の性格にもね。

 

そうそう、タイヤといえば2017年製造の中古レグノを履かせました。いいタイヤですねこれ。本当に静かです。段差もストンといなしてくれます。

・・・中古タイヤについては別に記事を書きたいと思います。

車体について

まるん!としたリアビューが好きです。

ホイールベースはFITとほとんど変わらないのに、横幅が1795mm。ショートデッキでワイドトレッドという不思議なディメンジョン。これをスポーツ性能に振るのではなく、普段使いの安定性に貢献させてるポイントに、インテリジェントさを感じます。

 

EP系シビックのプラットフォームはイマイチらしいのですが、シャシーの熟成がある程度進んでいるため、だいぶ改善されているようです。

 

あとまぁまぁ衝突安全性も高いです。

 

 

 

そんな小難しいことはさておき、

家族3人が前に乗れるというのが素晴らしいです。

 

広大なフロントウインドウから子供がガンガン情報収集して、

「あれなにー?」
「あ!くれーんしゃ!」

と叫びます。それを同時に眺めて共有できるのが本当に楽しい。

 

特に助手席に乗っている時は、会話に加えスキンシップ取りながら移動できます。ジュースをあげたり、手を握り返したり。車移動がこれほどまでに楽しくなるとは思いもしませんでした。これまで経験したことがない、新しい車体験ができました。

助手席に大人がいる状態だと、真ん中の子供が子供が勝手にドアを開くことが無いため、ドアパンチのリスクが低下するのもよいポイントですね。

 

Twitterでの声

悪い点といえば、Aピラーが若干太い事。あとドライバーの着座位置がかなり右寄りなのが相まって、交差点の安全確認が若干難しい。多少慣れが必要です。

上の画像見てください。ルームミラーも右寄りに付いているんです。

乗ってみて初めて分かったのが、右寄りの着座位置は右後方の確認も難儀します。振り向いて、いつも窓がある位置にBピラーがあるんです。すごい違和感。

 

それから、仮に子供が2人以上に増えた場合、結局チャイルドシートを後ろに置かざる得ないというジレンマがあります。せっかくのコンセプトが台無し。フリードやシエンタでいいじゃん、という話になります。まぁこればかりはどうしようもないよね、、、

 

「ガソリン」の画像検索結果

それ以外は今のところ不満はありません。燃費も10〜11km/Lくらい出てくれます。この車格と年式で考えたら十分です。

 

純正オーディオは交換できないCD。このラジカセみたいなデザインがたまらん。

ナビはGoogle先生におまかせします。道案内ヘボいのは了解済み。

ちょっと調べたら、助手席下にCDチェンジャーがついていました。合計9枚のCDを読み込ませることができます。

 

ちょうど自分はCD全盛期を過ごしてきた人間なので、大学のときとかに買ったCDがたくさんあります。

ここからディスクを選ぶのはなかなか楽しかったです。

MP3も再生できそう(・・・たぶん)なので、ブランクのCD-Rを購入して、手持ちの楽曲を焼いて流してみたいと思います。

 

 

結果、当初250~300万円台の外車を買おうとしていた状況から、ふとした一言がきっかけで、激安の不人気国産車車両になりました。そして満足しています。

つくづく車選びは面白いなぁと思います。

ムルティプラをアイコンにしたBOTで、好き勝手に車の偏見をまき散らしているおっさんが、自分が思い描く家族像を形にするべく選んだ車。それが、国産・AT・壊れにくい・内装がベタベタしない。

そう考えると、なかなかに感慨深い一台だと思います。

 

 

それから、

日産・ラシーン 今なお光るネオクラシックSUV

「ラシーンとエディックスの2台体制か。人畜無害な組み合わせだ」

なんて事を中の人が言ったのですが、

「何いってんだ、その2台を普段使いしているなんて、見る人が見たらド変態だ

と冷静に指摘したかみさんは、さすがだと思いました。

 

Twitterでの声

 

 

 

 

 

 

まとめ

先に述べたファクトブックで、開発リーダーの角田さんのメッセージが結構心に刺さっています。開発者の方が思い描いていた使い方をして、車の良さを引き出せているのがとても嬉しいです。

またフォロワーさんから納車を祝う温かいメッセージと、この車について様々な情報をもらうことができました。普通では集まってこないような、裏話とか体験談とか、生の声をたくさん聞けました。BOTやっていてよかったなあ、そうつくづくと思いました。

 

エディックスに関わった皆さん、本当にありがとうございます。この車でカーライフを楽しませていただきます。

安全運転、そして安全偏見で、みんなが楽しくなれば最高です。

 

主要諸元(1.7X)

基本性能

CBA-BE1 最小回転半径 4.9m
駆動方式 FF 全長×全幅×全高 4.29m×1.8m×1.61m
ドア数 5 ホイールベース 2.68m
ミッション 4AT 前トレッド/後トレッド 1.55m/1.56m
AI-SHIFT 室内(全長×全幅×全高) 1.88m×1.54m×1.23m
4WS 車両重量 1360kg
シート列数 2 最大積載量 -kg
乗車定員 6名 車両総重量 -kg
ミッション位置 インパネ 最低地上高 0.16m
マニュアルモード
標準色

サテンシルバー・メタリック、ナイトホークブラック・パール、ビビッドブルー・パール、ミラノレッド、クリスタルアクア・メタリック、スパークルグレー・パール

オプション色

プレミアムホワイト・パール

掲載コメント

エンジン

エンジン型式 D17A 環境対策エンジン H17年基準 ☆☆☆
種類 直列4気筒SOHC 使用燃料 レギュラー
過給器 燃料タンク容量 -リットル
可変気筒装置 燃費(10.15モード) 13.8km/L
総排気量 1668cc 燃費(WLTCモード)
燃費基準達成 H22年度燃費基準
+5%達成車
最高出力 130ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm
155(15.8)/4800

足回り

ステアリング 位置
ステアリングギア方式 パワーアシスト付ラック&ピニオン式
パワーステアリング
VGS/VGRS
サスペンション形式 ストラット式
ダブルウィッシュボーン
高性能サスペンション

タイヤサイズ

195/65R15

195/65R15

ブレーキ形式

Vディスク式

ドラム式

 

主要諸元は、カーセンサー様から引用させていただきました



1 個のコメント

  • こんばんは、新規導入おめでとうございます。
    確かに、目から鱗の使い方ですね。
    回転半径も5m切ってますし、使いかって良いクルマだと思います。

    楽しくクルマ操れる年齢上限考えて、BMW1シリーズに心動かされていマス。
    まぁ、Top-Gearの録画見て、「良いなぁ。」と思ったのですが。

    旧車バブルで、Dino、生まれ歳のコルベットが手の届かない高み行った所為もありますが、、、。

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