ホンダ・レジェンド アキュラ立ち上げの際、同社の最高級車として誕生。高級を理解する為、欧州車の研究と英国ホテルでの宿泊研修実施。2.0L V6に天童木工のインパネを装備し、米国で医者などインテリ層に売れた。日本初のSRSエアバッグ搭載pic.twitter.com/daNprRX5Mw
— 偏見で車を語るbot (@henken_car) 2017年8月15日
概要
ホンダ初のV型6気筒エンジンを搭載し、3ナンバー仕様車も用意されたフラグシップカーとして登場。
北米市場では新たに上級ブランドとして新設された「アキュラ」の最高級乗用車として発売。
ボディはセダンを中心に初代にはハードトップクーペも併売。レジェンドは最盛期の1991年(平成3年)には約1万9,000台を販売し、日産自動車のシーマなどと高級車市場での人気を競いあった。
追加の偏見
鮮烈なデビューを飾ったレジェンド。
高級感とは何かを知るために、英国のホテルに宿泊研修、、、、
と言う話が大好き。これめちゃくちゃ大事なことだと思うんだ。
高級なものを作るためには、高級なものにたくさん触れて、高級なものが当たり前に存在する価値観まで自分を持って行く必要がある。じゃないと、高級なものを「生み出す」なんて、どだいできないと思う。

https://www.hotpepper.jp/premium/SA11/Y005/
以前、「30万円で売るポットを作れ」という課題が家電メーカーの開発チームに与えられた事があったらしいんですね。
それで試行錯誤したらしいんだけど、いくら高級な素材を使っても10万円くらいにしかならなかったらしい。
それはそうだ。
素材や機能で価格をあげようとしても、実は大した値段にならないんです。お客さんは、素材や機構の市場価値を買っているわけじゃない。これは高級ですよっていう「情報」をお客さんは買っている。
だから、
「このポットは、この車は、高級なんですよ」
という事を心の底から納得する情報を与えれば、高級なものを欲しいお客さんは財布のひもを緩める。
それが付加価値。

https://www.hotpepper.jp/premium/SA11/Y005/
たとえば、
- 生み出すまでのストーリー
- 技術者のこだわり
- うんちくにできる情報
- 美しいデザイン・フォルム
- 触ったときの質感、音、輝き
- パンフレットの作り
- これを欲しいと言った時の接客対応
全ての情報が付加価値になります。
これを、金持ちが反応するチャンネル・周波数に合わせて発信していく。この能力は、高級なものに触れたことが無い人間には身に付かないと思うんだ。お客さんって毎日高級なもの、上質なものに振れているわけなんだもの。
だから、高級なものを作りたかったら~~~ という話はとても好きなんです。
Twitterでの声
個人的には初代2ドアハードトップの「線のか細いデザイン」が好き。(誰も聞いてないって?) pic.twitter.com/684G1cjiUw
— 水の亜美 (@amichan0910) 2017年7月26日
70年代のESVのころはエアバッグには消極的で、シートベルトで衝撃を吸収させるというアイデアを開発していたホンダ。時は流れ一番最初に導入するとは。シートベルトも今は火薬で引き込む時代だし。よりいいものがあると思ったら、批判を恐れず変更。
— せんとえるも (@VAV_VEEN_OCR) 2017年11月29日
まとめ
宿泊研修の話の他にも、

- 欧州の木材を使わず、日本車として独自の木目を表現するため、天童木工に熱っぽく強力をお願いした話。
- 静粛性・レスポンス・静粛性を両立するため、コンパクトなV6エンジンを作るべく設計者が戦いを挑んだ話
- NASAが開発した「NASTRAN」と呼ばれる構造解析のソフトウェアを、わざわざ購入してボディを新設計をした話。
- 安全性もTOPでなければならないと掲げ、日本車初のSRSエアバッグをタカタと二人三脚で作り上げた話。
全ての話が、高級なもの・上質なものを作ろうという意思とマッチするし、納得がいく。そして話としてもとても面白い。
一つ一つが付加価値となっている増えてくる。
そしてレジェンドが好きになる。実際振れたことはないのにレジェンドがいい車に思えてくる。
・・・・ほらね。
だから僕は初代レジェンドが大好きなんです。
最も、一番好きなレジェンドは、二代目のクーペなんですが。
主要諸元()
基本性能
ボディタイプ | セダン |
---|---|
ドア数 | 4ドア |
乗員定員 | 5名 |
型式 | E-KA5 |
全長×全幅×全高 | 4690×1695×1390mm |
ホイールベース | 2760mm |
---|---|
トレッド前/後 | 1480/1460mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1945×1435×1125mm |
車両重量 | 1370kg |
エンジン
エンジン型式 | C20A |
---|---|
最高出力 | 145ps(107kW)/6300rpm |
最大トルク | 17.5kg・m(171.6N・m)/5000rpm |
種類 | 水冷V型6気筒SOHC24バルブ |
総排気量 | 1996cc |
内径×行程 | 82.0mm×63.0mm |
圧縮比 | 9.2 |
過給機 | なし |
燃料供給装置 | 電子燃料噴射式(ホンダPGM-FI) |
燃料タンク容量 | 68リットル |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
足回り
ステアリング形式 | パワーアシスト付きラック&ピニオン |
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サスペンション形式(前) | ダブルウイッシュボーン式 |
サスペンション形式(後) | ダブルウイッシュボーン式 |
ブレーキ形式(前) | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ形式(後) | ディスク |
タイヤサイズ(前) | 185/70R14 87H |
タイヤサイズ(後) | 185/70R14 87H |
最小回転半径 | 5.5m |
主要諸元は、グーネット様から引用させていただきました
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