ロータス・エリーゼ 最低で700㎏台のバスタブ型軽量ボディに、エンジンとシートをとにかく低く低くレイアウト。操る楽しみを病的に追求した手作りスポーツカー。全高が大人の腰くらいしかない。一時期トヨタエンジン(ターボも有)が載っていた pic.twitter.com/eDT3Q1T0Kj
— 偏見で車を語るbot (@henken_car) 2017年5月19日
概要
1996年から生産が開始され、現在で第3世代まで真価が続いているエリーゼ。
アルミ合金製の部材を航空機にも利用される接着剤で組み立てたバスタブフレームと、FRP製の外装によって実現された軽量な車体が特徴。
二座のタルガトップクーペスタイルで、エンジンはキャビン後方、ミッドシップに横置きされ、後輪を駆動する。車重は公称で700kgを割り込み、装備重量でも1トンを切っている。
エンジンは大きく分けて、ローバー製とトヨタ製の2種類。当初はローバーのみ、途中からハイスペック版のみがトヨタ製で住み分けされていたが、ローバー破綻後は全てのエンジンがトヨタ製となった。
追加の偏見
実用車向けのエンジンでも、軽くて吹ければそれでOKという潔い割り切り。とは言え後のフォロワーさんのTweetにも有るが、ロータスの声を受けてのチューニングは入っている。
とにかく低い。何度かの運転席に座らせてもらったことが有るが、とんでもなく幅が広いサイドシルをまたいでバケットシートに入ると、通常の乗用車とは考えられないくらい着座姿勢が低くて深い。
「あぁ、この薄いシートの下は鉄板で、その下はアスファルトなんだな」
「底が抜けたら自分の尻はミンチになるんだ」
そうぞ力が豊かな人は、そういう生々しさを感じながらドライブすることができる。50km/hでも車内は非日常だ。
また外装がFRPなので、板金が効かず小さな事故でも修理費用がバカにならない。
前方に見かけたら、速やかに車間を取るように。急ブレーキも効くよ~この子は。
全長わずか3.8mのMRスポーツカー。
中古車は定期的に出回るものの、価格は比較的高値で安定している。
ただ、たまに色んな車が集まるサンデーミーティング的なイベントに足を運ぶと、結構若い人が乗ってたりするんだよなぁ。事業が成功したお金持ちか、はたまた無理してローンを組んだ独身貴族か(後者は僕の友人に居ます
Twitterでの声
エリーゼいいよな
アゲーラとかと比べると短いけど— タラサ (@imu_efiw_ym) 2017年10月4日
トヨタエンジンになったことでにわかからよく叩かれる可哀想な子。
実際はロータスチューニングで実質別物だしそもそも使えるならなんでもいいのよ。バックヤードビルダー上がりだから— 初代プレスポ乗り(暫定) (@old_prespo) 2018年1月7日
まとめ
ちなみにロータスは元々こういうコンパクトなオープン・スポーツカーをほそぼそと作り続けていた。
経営が安定せず、いろんな会社の傘下に入って頑張っていたが、そういった運営の最中に勇気づけられたのは、ユーノス・ロードスターの発売だったという逸話があったという。

https://www.carmagazine.co.uk/features/car-culture/mazda-mx-5-1989-2014-in-pictures-25-years-of-soft-top-heaven/
ミアータ/MX-5の名で世界中で大ヒットしたこのオープンカーを見て、「俺達がやってきたコンセプトは間違っていなかったんだ!」と大いに奮い立たせられたとか。
その結果生まれたのが、このエリーゼなのかもしれない。
そんな国をまたいだロマンを感じる次第です。
主要諸元(S)
基本性能
型式 | 不明 | 最小回転半径 | -m |
---|---|---|---|
駆動方式 | MR | 全長×全幅×全高 | 3.8m×1.72m×1.13m |
ドア数 | 2 | ホイールベース | 2.3m |
ミッション | 6MT | 前トレッド/後トレッド | 1.46m/1.51m |
AI-SHIFT | – | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
4WS | – | 車両重量 | 924kg |
シート列数 | 1 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 2名 | 車両総重量 | -kg |
ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.14m |
マニュアルモード | – | ||
標準色 |
アーデントレッド、ブリティッシュレーシンググリーン |
||
オプション色 |
スターライトブラックメタリック、リキッドブルーメタリック、キャニオンレッドメタリック、アークティックシルバーメタリック、ストームチタニウムメタリック、ソーラーイエローメタリック、ファントムブラック、アクアマリン、レーザーブルー、アイソトープグリーン、カーボングレー、グラファイトグレー、クロームオレンジ、クォーツシルバー、アスペンホワイト、バーントオレンジ、アイスホワイト |
エンジン
エンジン型式 | 2ZR-FE | 環境対策エンジン | – |
---|---|---|---|
種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
過給器 | スーパーチャージャー | 燃料タンク容量 | 40リットル |
可変気筒装置 | – | 燃費(10.15モード) | -km/L |
総排気量 | 1798cc | 燃費基準達成 | – |
最高出力 | 220ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
250(25.4)/4600 |
足回り
ステアリング | 位置 | 不明 |
---|---|---|
ステアリングギア方式 | ラック&ピニオン式 | |
パワーステアリング | – | |
VGS/VGRS | – | |
サスペンション形式 | 前 | ダブルウィッシュボーン |
後 | ダブルウィッシュボーン | |
高性能サスペンション |
◯ |
|
タイヤサイズ | 前 |
175/55ZR16 |
後 |
225/45ZR17 |
|
ブレーキ形式 | 前 |
Vディスク式 |
後 |
Vディスク式 |
主要諸元は、カーセンサー様から引用させていただきました
2018年製のロータスエリーゼ 220 スプリントを買いました。
運転すると、低速からトルクがあるので、気楽に運転できます。わずか、1500rpmでも、街乗りできます。
一方、山道のワインディングロードでは、軽くダブルクラッチで、シフトダウンして、コーナを走り抜けられます。コーナーを抜けるときの、ジェットコースターのようなコーナリングは、心踊ります。
ヒールアンドトーは、もう少し練習してから、ワインディングロードで、楽しみたいと思います。
おめでとうございます。
1500RPMでも街乗りできるのはすごいですね。会社の友達も乗っているのですが、旋回時に姿勢が全く変わらず、横にふっとばされるような感覚が最高に楽しいと言っていたのが思い出されました。
気をつけて走りを楽しんでください。
今のエリーゼってトヨタ:ハリアーのエンジンにスーパーチャージャー付けたものだと名古屋モーターショーで聞きましたねぇ。