三菱・RVR ハイパースポーツギアRの存在がヤバイ。元が140馬力位の車にランエボのエンジン搭載。剛性不足で死ねる車。営業担当「こんなの面白くないすかww」的な発案で開発開始、との噂有り。遊び心は凄いけどちょっとやりすぎpic.twitter.com/zddn9VrbMM
— 偏見で車を語るbot (@henken_car) 2018年3月16日
追加の偏見
自分の記憶が確かなら、確かシャリオグランディスの試乗記事だったと思う。
あるモータージャーナリストさんが昔の三菱の試乗会で、ハイパースポーツギアRなるグレードをワインディングロードで乗ってみた時の話。車体の剛性とエンジンがチグハグすぎて、「悪いけど乗れたもんじゃないですね」と担当技術者にコメント。
そしたら「そりゃそうでしょうね」という返答が返ってきて、上のツイートで書いた、だいぶ言い方が悪いけれど「営業サイドの思い付き」とも取れる発案から開発がスタートし、何とか形にしたものの・・・という返事が返ってきたそうな。
それに比べて今回試乗したシャリオグランディスは、だいぶ角が取れてしっかり走るバランスの良い車に・・・・
・・・・・・という話が書いてあったと、記憶しているんです。
ただその記事がどこにも見つからず、本だったかWEBサイトだったかも定かではないんですね。なので、上の話は参考程度にして聞いていただければと思います。
それはさておいたとしても、むちゃくちゃな車であることは変わりありません。
ベースグレードからいきなり100馬力アップ。そしてトルクも2倍になっている。数字で見てもそうですが、走行時のエンジンが発生する振動や車軸にかかる力なんかも、通常版とは比較にならないはずです。

https://www.autocar.jp/firstdrives/2017/06/13/224398/
例えばVWゴルフなんかは、ベースが100馬力くらいからで、Rグレードになると300馬力超を発揮します。ただこれはVMQ設計の恩恵を受け、上位グレードとプラットフォームを共通化しているからできた事です。
この当時のRVRは、もともとこんな高性能火薬みたいな強烈なエンジンを載せるべく、強固な車体設計してあるわけでもないはず、ですよね。いくらか追加補強してあるんだろうと思っていたら、以前この車を所有されていたフォロワーさんから、
「特に補強は入っていないはずだ」
というコメントもいただき、何度目かの驚きが私を襲ったというエピソードが有ります。
ある意味それで成り立っているのであれば、当時の三菱設計はだいぶ余裕を持った豪奢な基本設計だったのかもしれない。と思いたい。。
椅子のスライド量も凄いですよね。こんなに足元が広い車、今のミニバンでも少ないんじゃなかろうか。軽自動車でこういうロングスライドかまして、荷室を犠牲にしつつ後席を広く取るというのは一般的になりましたが、普通車のサイズでこれをやると迫力がちがいますわ。
Twitterでの声
「フルラインエボリューション計画」期待してたのになー。
— ベルタソ (@bell_works) October 17, 2019
シャリオといいコイツといい三菱が輝いてた時代の産物だな https://t.co/NCJOaUF1nk
— えーすけ (@Achan_cass) 2018年3月19日
本気出してアチコチ振り回して曲がったらリヤゲート開けたら最後閉まらなくなるんよな……割とマジで(笑) https://t.co/a9hyxvivgm
— 進撃の味噌煮込みうどん (@C83A_Cyborg) 2018年3月18日
コレの5MTはある意味最強だったwww https://t.co/FU5fMsF2VD
— GORIラーマン@MOCJ老朽部 (@TsuyuriKumin5MT) 2018年3月18日
後席が広過ぎて逆に危ない、って言われてたな
>>RT https://t.co/gVVwJxYPdE— irom (@irom9) 2018年3月16日
羊の皮を被ってる狼どころかライオンなんですがw
— soysouse🎈sqush (@vxfggre) 2018年3月26日
昔の三菱アホな車多くて好き https://t.co/FsgPd4zesY
— 轟んぐ。 (@sbr555_kj) 2018年3月16日
まとめ

https://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/10year100kkm/story54.html
それから調べていましたらですね、この車で59万kmも走られた方がいるそうです。
50万kmを走った段階でエンジンオーバーホールされたとか。
三菱のエンジンは頑丈ですね。。
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/10year100kkm/story54.html
↑スパルタンで尖りまくって、危うさととバカバカしさと無謀さがあいまったこの車(褒め言葉)には似合わない、とてもハートウォーミングなお話でした。ぜひ読んでみてください。
主要諸元(2.0 ハイパースポーツギアR 4WD)
基本性
型式 | E-N23WG | 最小回転半径 | 5.5m |
---|---|---|---|
駆動方式 | 4WD | 全長×全幅×全高 | 4.44m×1.74m×1.74m |
ドア数 | 4 | ホイールベース | 2.52m |
ミッション | 4AT | 前トレッド/後トレッド | 1.49m/1.46m |
AI-SHIFT | – | 室内(全長×全幅×全高) | 1.88m×1.46m×1.14m |
4WS | – | 車両重量 | 1520kg |
シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 4名 | 車両総重量 | -kg |
ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.21m |
マニュアルモード | – | ||
標準色 |
アストリアグリーンP/カイザーシルバーM、ピレネーブラックパール、ソフィアホワイト |
||
オプション色 |
– |
エンジン
エンジン型式 | 4G63 | 環境対策エンジン | – |
---|---|---|---|
種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 55リットル |
可変気筒装置 | – | 燃費(10.15モード) | -km/L |
総排気量 | 1997cc | 燃費基準達成 | – |
最高出力 | 230ps | 最大トルク/回転数 kg・m/rpm |
30.5/2500 |
足回り
ステアリング | 位置 | 右 |
---|---|---|
ステアリングギア方式 | パワーアシスト付ラック&ピニオン式 | |
パワーステアリング | ◯ | |
VGS/VGRS | – | |
サスペンション形式 | 前 | ストラット式 |
後 | セミトレーリングアーム式 | |
高性能サスペンション |
– |
|
タイヤサイズ | 前 |
215/65R15 |
後 |
215/65R15 |
|
ブレーキ形式 | 前 |
Vディスク式 |
後 |
ディスク式 |
主要諸元は、カーセンサー様から引用させていただきました
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