日産・シルビア 先代の大成功を受け、ボディ拡大&柔和なルックスにして大失敗したS14。ビッグマイナーで慌てて吊り目にするも、ユーザーは小型スポーツを求めており商業的には失敗。開発陣のとしては、前期型的な大人のデートカーがコンせプトだった(遠い目 pic.twitter.com/uVOX9lBkna
— 偏見で車を語るbot (@henken_car) 2017年5月20日
概要
1993年10月発売。プラットフォームは先代の物を流用するものの、ボディサイズは拡大され全車3ナンバーとなった。車両剛性などはその分向上している。
スポーツカー、スペシャルティカーの市場がRVの台頭で縮小基調にあったことや、ボディが大型化されたこと等により市場では販売台数が減少。中古車の人気も当初は高くなく、先代のS13型の中古車価格が高騰した時期がある。
発売から3年後にビッグマイナーチェンジが行われ、大規模なフェイスリフト(つり目化)が敢行される。しかしながら前期型と同様大型化したボディサイズに対する先入観から売れ行きの改善は限定的で、一般市場では不評のまま終わった。
追加の偏見
最初に見た時、
「え、これシルビアなの?」
と思って愕然とした記憶を覚えています。シャキーンとした車がシルビア。シルビアはイケメン。子供心にそう思ってたんだよなぁ。
後期型になってつり目になった時は「おぉ!かっこいい!」と思ったのも覚えています。すごい!
ただS15が出たら、鈍いメタリックなイメージカラーとあいまって、「15格好いいなぁ」としていきました。だってデザインだけ見たら、遥かに洗練されているもの。

ヘッドライト周りの造形が、当時のバネットセレナとか二代目プレセアあたりに通じるものが有ります。これが当時の日産のデザイン文法だったんでしょう。
ただまるでおたふくみたいなほっぺたが膨らんだ様なバンパーとか、眠そうなテール。これらはデートカー/大人のスペシャリティカーにしようと思ったとしても、ピントがずれている気がします。何故コレでGO!が出たのかかなり不思議。
とはいえキャッチコピーは走り意識してる感じするし、リアスポイラーもオプションで存在するし・・・。
なにかチグハグなカンジがするんです。同時期のプリメーラのほうが、よほどデザインとコンセプトのまとまりが有る様に思います。

ライバルとしてはインテグラ タイプR(DC2/DB8)でしょ。この車両は今でも通じる鋭いデザインを纏っていると思います。4ドアでも、ほらこんなにかっこいい。
3ナンバー化に際して需要を読み違えたり、当時の日産の現場が混乱していたんでしょうか? 一体どこでボタンの掛け違いが発生してしまったのか。。
Twitterでの声
— 武田昌大 (@Atsusanman) 2017年8月8日
ガキの頃にセガ・サターンのゲームでS14を知りました。
自分は後期型が好みです。— MR.ROLLING THUNDER (@350Highway_Star) 2018年1月12日
— なえのう (@numanuma32) 2018年1月9日
歴代のシルビアで最もクルマのボディサイズが大きかったのが最終型のS15ではなくこのS14だったのです。(@_@) 個人的にはフロントライトがツリ目の後期型のほうが好きですね。 https://t.co/x88p5OU6Nw
— 無人駅の駅長。 (@E653_1100) 2018年1月10日
S14 初期型のグリーンが好きというと袋叩きにされるから言えない不文律()
— 初代プレスポ乗り(ではない) (@old_prespo) 2017年6月1日
そんなんでも私はシルビアシリーズでは一番好きよ(^^)(今の所)
(まあ本当の一番はAE86だけどね) https://t.co/30wrhT43I4
— Rei (@Reis14ae86) 2018年1月10日
まとめ
投稿される度にかなり反響が大きく、賛否両論というか、俺は好き・嫌いというのがものすごくはっきり出る車ですね。
中古価格も調べてみたら、13,14,15の中では頭一つ低いです。14の最初期型に至っては50万円以下でも買えるほど。まあ色々酷使されていることも有るだろうし、各種装備の有無なども有るんでしょう。
貴重なFRスポーツ、チューンドカーのベース車両の一角。色々な意味で、鮮烈な記憶に残る一台だと思います。
主要諸元(2.0 Q’s SE)
基本性能
型式 | E-S14 | 最小回転半径 | 4.8m |
---|---|---|---|
駆動方式 | FR | 全長×全幅×全高 | 4.52m×1.73m×1.3m |
ドア数 | 2 | ホイールベース | 2.53m |
ミッション | 5MT | 前トレッド/後トレッド | 1.48m/1.47m |
AI-SHIFT | – | 室内(全長×全幅×全高) | 1.65m×1.43m×1.07m |
4WS | – | 車両重量 | 1190kg |
シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 4名 | 車両総重量 | 1410kg |
ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.13m |
マニュアルモード | – | ||
標準色 |
スーパーブラック、ディープマリンブルーパール、スーパーレッド、クリアシルバー |
||
オプション色 |
パールホワイト3コートパール |
エンジン
エンジン型式 | SR20DE | 環境対策エンジン | – |
---|---|---|---|
種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
過給器 | – | 燃料タンク容量 | 65リットル |
可変気筒装置 | – | 燃費(10.15モード) | 12km/L |
総排気量 | 1998cc | 燃費基準達成 | – |
最高出力 | 160ps | 最大トルク/回転数 kg・m/rpm |
19.2/4800 |
足回り
ステアリング | 位置 | 右 |
---|---|---|
ステアリングギア方式 | パワーアシスト付ラック&ピニオン式 | |
パワーステアリング | ◯ | |
VGS/VGRS | – | |
サスペンション形式 | 前 | ストラット式 |
後 | マルチリンク式 | |
高性能サスペンション |
– |
|
タイヤサイズ | 前 |
205/60R15 |
後 |
205/60R15 |
|
ブレーキ形式 | 前 |
Vディスク式 |
後 |
ディスク式 |
主要諸元は、カーセンサー様から引用させていただきました
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